医師が不動産投資で失敗・カモにならないように知っておくべきこと

 

みなさんこんにちは。

DDC創始者/特別講師の犬飼です。

 

「都内新築マンションのご案内です!」

「不動産投資で節税対策しませんか?」

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などなど、不動産投資の勧誘電話を経験されたことはないですか。

 

医師という職業は、高収入であることが多いため、不動産投資を勧められることは珍しくありません。

しかし、不動産投資は高いリスクを伴うため、投資を誤ると大きな損失を被ることもあります。

本記事では、医師が不動産投資で失敗する理由や注意点、メリット・デメリットなどについて解説していきます。

 

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医師が不動産投資で失敗してしまいがちな理由

 

医師が不動産投資で失敗してしまう理由はいくつかあります。

以下にいくつかの主な理由を挙げてみます。

 

  • 知識不足:不動産投資は、十分な知識がない場合は高いリスクを伴うものです。医師が専門家としての知識とスキルを持っているとしても、不動産投資の専門家でない場合、投資のリスクを正しく評価できない可能性があります。

 

  • 不十分な調査:医師が不動産投資を行う場合、投資対象の不動産について十分な調査を行うことが重要です。しかし、時間やリソースの制限、不動産市場の変動などの理由により、不十分な調査しか行われない場合があります。

 

  • 経験不足:不動産投資は、経験と知識が必要な分野です。初めての投資である場合、不動産市場のトレンドや投資のタイミング、物件選びなど、投資に必要なスキルや経験が不足している可能性があります。

 

  • 過度の借入:不動産投資には、資金調達が必要です。多くの医師が、収入が高いという理由で過度に借り入れを行い、その結果、不動産市場の変動や、賃貸不振などに直面した場合に借り入れに追われることになる可能性があります。

 

  • 不動産管理の問題:不動産投資を行う場合、物件の管理も重要なポイントです。物件の管理が不適切な場合、修繕費用がかさんだり、入居者とのトラブルが発生する可能性があります。

 

これらの問題を回避するためには、不動産投資に関する十分な知識を持ち、投資対象の物件について慎重に調査し、適切な資金計画を立てることが重要です。

また、不動産投資の専門家やアドバイザーと協力することも、成功するために重要な要素の1つでしょう。

 

 

きのこさん

Dr.犬飼

医者ゆえに、俺の方が優秀だ!と奢っていると、不動産営業マンの口車に乗せられて損をしてしまうケースも。謙虚さは大事ですね。

 医師が不動産投資でカモといわれるのはなぜ?

 

医師が不動産投資でカモと言われる理由の一つには、医師の職業柄、社会的信用力が高く、高収入であることが挙げられます。

 

不動産投資は、一見安定的で高い収益が期待できる投資の一つであるため、高収入を得ている医師にとっては魅力的な投資先として捉えられることが多いです。

また、医師であれば比較的審査には有利になることが多いです。

医師は、国家資格に基づいた職業なので、景気にあまり影響されない職業として認知されています。

さらに、仕事の安定度も非常に高いので、審査において非常に高く評価されます。

 

しかし、不動産投資にはリスクが伴い、十分な知識や経験が必要となります。

そのため、不動産投資に詳しくない医師や全部人任せな医師は、頻回に騙されたり、失敗したりすることがあるため「不動産投資でカモにされる」という表現が使われることがあります。

 

きのこさん

Dr.犬飼

医師は、医療のプロであっても、不動産においては素人です。

にもかかわらず、医師ならではの変なプライドが邪魔をして不動産営業マンに見栄を張ったり、

ちやほやもてはやされて買ってしまう…なんてことも。

医師が不動産投資を行うメリット

 

不動産投資には、以下のようなメリットがあると一般的には言われています。

 

  • 安定したキャッシュフロー: 不動産投資は、家賃収入などの安定したキャッシュフローが期待できます。また、長期的に見れば、家賃収入は物価上昇に伴い上昇する可能性があります。

 

  • 資産価値の増加: 不動産投資は、土地や建物などの物理的資産を所有することになります。不動産市場が好調であれば、資産価値が上昇する可能性があります。

 

  • 税金の優遇措置: 不動産投資には、減価償却や利息控除などの税金の優遇措置があります。

 

  • インフレ対策: 不動産投資は、インフレに対するヘッジとして機能することがあります。不動産価格が物価上昇に合わせて上昇することが期待できます。

 

  • ポートフォリオの分散化: 不動産投資は、株式や債券などと異なる資産クラスとしてポートフォリオの分散化に役立ちます。

 

  • 現金化の容易さ: 不動産投資は、不動産を売却することで現金化できます。ただし、不動産市場が好調であることが前提となります。

 

  • 相続後の運用が容易: 相続した不動産を運用することは、他の投資方法に比べて比較的容易です。例えば、株式投資や投資信託などは、相続後の売買や管理が必要ですが、不動産投資の場合、運用に必要な管理や修繕などを行うことで、長期的な安定収入を得ることができます。

 

以上のようなメリットがありますが、不動産投資にはもちろんリスクもあります。

 

例えば、物件の管理や修繕、家賃収入の滞納や空室リスクなどがありますので、投資前にはリスクや収益性を十分に考慮し、慎重に判断する必要があります。

 

きのこさん

Dr.犬飼

現物投資ゆえ保全が効き、持って逃げられにくいのは、不動産投資の良いポイント。

そして、日本では特に不動産の権利関係がしっかりしています。

車や時計と違い、誰のものなのか明確に分かるのは安心材料ですね。

 

医師が不動産投資を行うデメリット・リスク

 

不動産投資には、以下のようなデメリットがあります。

 

  • 大きな資金が必要: 不動産投資は、一般的に大きな資金が必要です。物件の購入には、融資を受ける場合でも自己資金を用意する必要があります。

 

  • 市場リスク: 不動産市場は、景気変動や金利変動などの影響を受けます。市場リスクにより、物件価格や家賃収入が減少する可能性があります。

 

  • 管理や修繕の負担: 物件の管理や修繕には費用がかかります。また、入居者とのトラブルや空室リスクなどの問題も発生する可能性があります。

 

  • 時間的制約: 物件の管理や修繕、入居者との契約管理など、不動産投資には時間的な制約があります。投資家自身がそれらの業務を行う必要があるため、時間的な負担が生じることがあります。

 

  • 流動性リスク: 不動産は、売却するまで現金化が困難な資産です。売却には、物件の評価や買い手の発見などに時間がかかる場合があります。

 

  • 規制や法律の変更リスク: 不動産投資には、都市計画法や建築基準法、借地権法などの法律や規制が関係しています。また、法律や税制が変更された場合、投資家の収益に影響を及ぼす可能性があります。

 

以上のようなデメリットが一般的にあります。

投資前にはリスクや収益性を十分に考慮し、慎重に判断する必要があります。

 

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 医師が不動産投資で物件を選ぶ時のポイント

 

医師が不動産投資で物件を選ぶ時のポイントは以下の通りです。

 

  • 場所:物件の場所は非常に重要です。医師は仕事上、繁華街や駅前などに近い場所に住んでいることが多く、投資物件も同じように便利な場所を選ぶことが多いです。また、将来的な需要の見通しも重要です。例えば、大学や病院が近くにある物件などは、常に需要があるため、長期的な投資として有望です。

 

  • 家賃収入:物件の家賃収入は、収益性を決定する重要な要素の一つです。医師は安定的な収入を得ていることが多いため、不動産投資でも安定的な収入を得ることを目的とする場合が多いです。そのため、家賃相場が高い地域や、長期的に家賃相場が上昇しそうな地域を選ぶことが多いです。

 

  • 物件の状態:物件の状態も非常に重要です。修繕や改装が必要な物件は、初期費用がかかることがあります。また、管理が煩雑な物件も避けたいところです。そのため、できるだけ新築やリノベーション済みの物件を選ぶことが多いです。

 

  • 融資条件:物件を購入する際には、融資を受けることが多いです。そのため、融資条件も重要です。金利が低く、返済期間が長い融資を受けられる物件を選ぶことが多いです。また、融資の条件を確認することで、物件のキャッシュフローなどの収支を事前に把握することができます。

 

 

きのこさん

犬飼ドクター

物件を選ぶポイントとして一般的なのは上記の通りなのですが、一番大事なのは、信頼できる不動産業者と出会うことです。

我々は医療のプロであっても不動産に関しては無知なので、優良物件を探すことは極めて困難といえます。

では、どうやったら信頼できる不動産業者と出会えるのか?

そちらについては、また別記事で詳しく解説しましょう。

医師が不動産業投資で節税は脱税?

 

医師の不動産投資において、節税手法を用いることは合法的な手段です。

ただし、適切に税金を申告し、納税することが必要です。逆に、税金を適正に申告せずに意図的に税金を逃れることは、脱税となり法律に違反する行為です。

 

きのこさん

Dr.犬飼

一般的に、不動産の所有や運営に必要な修繕費や管理費などの費用を経費として計上することができます。

ただし、適正な範囲内での計上が必要であり、架空の経費を計上することは脱税となります。

詳しくは下記の動画をご覧ください。

 

医師におすすめの不動産投資以外での資産運用

 

医師にお勧めの資産運用方法は以下の通りです。

 

  • 投資信託: 投資信託は、自己資金を少額から始められる点が魅力的です。また、ファンドマネージャーによる運用が行われるため、自己の知識不足によるリスクを抑えることができます。

 

  • 株式投資:株式投資は、医師が持つ知識や経験に応じてリスクを調整することができるため、資産運用の選択肢の一つとしてお勧めです。また、投資額を自由に調整できるため、自己のライフスタイルに合わせた運用が可能です。

 

  • 自己投資:自己投資は、自己のスキルや知識を磨くことで、将来的に自己の収入を増やすことができます。例えば、専門的なスキルを磨くための資格取得や、投資に関するセミナーや勉強会に参加することで、自己の知識を高めることができます。

 

医師にお勧めの資産運用方法は、自己のライフスタイルや目的(ゴール)に合わせて選択することが重要です。

医師・歯科医師だからできる究極の資産形成術についてはYoutubeで公開しています。

 

医師におすすめの不動産投資以外での節税対策

 

医師におすすめの節税方法は、以下の4種類です。

  1. 所得控除
  2.  特定支出控除
  3. プライベートカンパニーを設立する
  4. フリーランス・個人事業主になる

 

詳しくは、下記の記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。

>>【2023年最新】医師の最強節税対策4選!勤務医・開業医にもおすすめ!

 

まとめ

 

いかがでしたか。

医師が不動産投資を行う場合には、投資に対するリスクや時間的制約、専門知識の有無などを考慮した上で、適切な方法を選択することが重要でしょう。

本記事が、不動産投資を検討している医師の方や、不動産投資に興味がある方にとって、参考になれば幸いです。

 

 

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もっと有益な情報を得たい医師・歯科医師の方へ

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の記事はいかがでしたか?
この記事が先生にとって有益なものとなれば嬉しいです。

 

実はこの記事の内容を書くのに多くの時間と労力を要しました。

なぜなら、世の中には医師・歯科医師に特化した情報サイトが存在しなかった為です。

 

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この記事の監修医師

犬飼遼犬飼 遼(放射線診断専門医 / 一般内科医 / 産業医)

【経歴】

2011年自治医科大学卒業、医師免許取得。
専門領域は放射線診断学およびIVRであり、放射線診断専門医免許を持つ。
株式会社やクリニックなど複数事業の経験あり。
医療ベンチャーとしてテレビCMを放送した経験あり。
現在、県や市などの行政と提携して事業展開中。

 

起業実績一覧

・クリニック事業 :2019年、2020年にクリニック2つを立ち上げ、現在は事業承継済み。
・遠隔画像診断事業 :2021年に売却
・医療訴訟コンサル事業 :2021年に事業継承
・有料職業紹介事業 :2022年に売却
・医療相談事業 :テレビ取材・新聞掲載多数。テレビCM放送経験あり。現在、行政と提携して事業展開中。