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今日は、業務委託契約とみなされる仕事は具体的に何か?
について考察していきたいと思います。
前回、雇用による給与所得と業務委託契約による報酬の住み分けはどういうことになっていたか、という事を説明しましたが、今回は業務委託と見なされる仕事を4つ説明していこうと思います。
業務委託と見なされる4つの仕事
産業医(特殊)
産業医は、前回、原則的に給与所得つまり雇用ですとお伝えしましたが、少し特殊な事情があり、その時のみ業務委託とみなされます。
産業医の契約には、3つあります。
①通常のサラリーマンドクターが副業として産業医をされるパターン
企業さんから直接ドクターに対して賃金が支払われます。
これは給与所得になります。
②クリニックを開業してらっしゃる方が、企業と産業医契約を結ぶ。
これも、クリニックが個人事業主の場合は給与所得になります。
③医療法人が企業と産業医契約を結ぶ。
その賃金が派遣されたドクターではなく医療法人に入る場合のみ業務委託契約とみなされます。
つまり、産業医の資格を使って業務委託報酬を得るというは、ご自身が医療法人を持っていないといけいない。かなりハードルが高いです。
コンサルタント
有名なのが、労働衛生コンサルタントという仕事です。
産業医の資格をとられて、暫く実務を経験された方が
労働衛生コンサルタントの資格を取り、企業とコンサルタント契約を結ぶ。この場合は業委託契約になります。
また、産業医以外でも医療訴訟のコンサルティングは業委託契約になります。
コンサルティング業は業務委託契約になると覚えておいてください。
遠隔読影(CR、MRI、US、ECG、X-P)
これは以前も説明させて頂きましたが、遠隔読影は業務委託になります。
昔は、放射線科の専売特許みたいなものでしたが、最近はいろんな科が遠隔読影に参入できます。
CT、MRIは放射線科が読むことが多いですが、腹部エコーは消化器内科、頸動脈エコーは神経内科や脳外科、心電図・心エコーは循環器内科、骨軟部レントゲンは整形外科、胃透視は消火器内科・一般外科・放射線科など、いろんな科の先生がエントリー出来るようになってきています。
講演料など
講演料・執筆料、印税も含まれますが、このあたりは業務委託契約になります。
動画でも説明していますので、ご覧になってください👇
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この記事の監修医師
犬飼 遼(放射線診断専門医 / 一般内科医 / 産業医)
【経歴】
2011年自治医科大学卒業、医師免許取得。
専門領域は放射線診断学およびIVRであり、放射線診断専門医免許を持つ。
株式会社やクリニックなど複数事業の経験あり。
医療ベンチャーとしてテレビCMを放送した経験あり。
現在、県や市などの行政と提携して事業展開中。
起業実績一覧 |
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・クリニック事業 :2019年、2020年にクリニック2つを立ち上げ、現在は事業承継済み。 ・遠隔画像診断事業 :2021年に売却 ・医療訴訟コンサル事業 :2021年に事業継承 ・有料職業紹介事業 :2022年に売却 ・医療相談事業 :テレビ取材・新聞掲載多数。テレビCM放送経験あり。現在、行政と提携して事業展開中。 |