総合課税と分離課税ってどう違うの?
ということに対して記載させていただこうと思います。
まずは、総合課税ってあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、
実はみなさんに馴染みが深いんです。
給与所得は総合課税ですし、不動産所得も総合課税です。
総合課税とは
例えば、給料で課税所得1000万円の年収があり
一方、不動産所得でも課税所得で500万円の収入がありますよ
という方がいたとします。
その方は、1000万円と500万円の合計1500万円の課税所得があるという事になります。
その時に累進課税にのっとって税金の計算をしていくというのが、総合課税になります。
一方で、分離課税とは
その方の他の年収がいくらであろうと関係なく
その分離課税に該当するところでどれくらい稼いだかで
一律のパーセンテージで税金を支払う。
というのが、分離課税です。
例えば、株や先物、あとは、国内のFX事業での利益は分離課税になります。
具体的に言うと、20.315%の税率がかかります。
約20%です。復興支援税が0.315%含まれています。
これはどいういうことかといいますと
・年収、給料で100万円稼いでいらっしゃる方が、
株で100万円儲けても約20万円の税金
・一方、給料で1億円の課税所得がある方が、
株で100万円儲けても約20万円の税金
という形で、
総合課税の年収がいくらであれ、もう関係ないと
分離課税で稼いだお金がいくらか、という事だけで納税金額が決まる
というのが分離課税になります。
総合課税は、皆さん見たことあると思いますが、課税所得ベースで税率がどんどんと上がっていきます。これを累進課税といいます。
具体的にそのパーセンテージはいくらかと言いますと
こちらに所得税を並べました。
住民税は一律10%で計算しています。厳密には、違いますが、概ね10%として計算しています。さらに、表には載せていませんが、復興支援税2.1%がかかりますが、今回は割愛させて頂きます。
課税所得が195万円以下の方は、15%の税率になります。
段階的に徐々に上がっていきます。
1番多いのは、課税所得4000万円以上の方で
55%の税金を収めているという形になります。
お金持ちにとって優遇されているのは、分離課税ですね。
お金持ちにとって税金がたくさん取られる累進課税の仕組みになっているというのが総合課税ですので、収入が多い人は、なるべく分離課税の方で収入を上げたい。と考える。
その分離課税というのは株や先物、国内のFXなので、そういう投資商品に流れていく。
というような現象が起きますが、一応こういうような税制になっております。
動画でも説明していますので、ご覧になってください👇
医師・歯科医師限定コミュニティ「DDC」について
医師・歯科医師限定コミュニティ「DDC」では、時間やお金に囚われることなく自分のやりたい医療を徹底的に追求できる医師の育成を目指しています。
少しでも気になった方は、無料の公式LINEから医師が知るべきお金の基礎知識など有益な情報が取れますので、ぜひ登録をしてみてください。
※LINE名は『【公式】DDC無料会員』です。
※LINEは不要であればいつでもブロックが出来ます。
●What‘s ドクターズドクタークラブ?
ドクターズドクタークラブ(DDC)とは、医師による医師のための医師限定コミュニティです。 近年、医師の働き方は急激に変化し、勤務医や開業医以外の生き方も一般化してきました。 当コミュニティでは、理想の医師像とは時間やお金に囚われることなく自分のやりたい医療を徹底的に追求できる医師だと考えています。 しかし今の日本には、そのような医師は多くありません。 趣味として医学を追求できる医師を増やしていくことが当コミュニティの使命です。
【この記事の監修医師】
犬飼 遼(放射線診断専門医 / 産業医)
【経歴】
自治医科大学卒業、平成23年医師免許取得。
医師として、一般内科、放射線診断科、産業医を経験。放射線診断専門医免許を持つ。
株式会社5つ、合同会社1つの代表を務める。クリニック2つの開業経験あり。
一般社団法人の常任理事も兼務。事業全体の年商は4億円。
起業実績一覧 |
---|
・遠隔画像診断事業 :2021年、創業4年目で約3億円で売却 ・有料職業紹介事業 :創業以来、定常的に黒字(2022年現在) ・医療訴訟コンサル事業 :起業当時は赤字だったが、現在は黒字化(2022年現在) ・緊急出張往診事業 :テレビ密着取材・新聞掲載・テレビCM放送経験あり(2022年現在) ・医師限定オンラインサロン事業 :有料会員244人、無料会員2800人以上 |
犬飼のSNSで最新情報をCHECK!